「農業」をはじめませんか

「オンライン就農相談」実施中 ▶︎

丘のまちびえいで、農業を始めたい方へ


美瑛町は、北海道のほぼ中央に位置し、東京23区とほぼ同じ面積を有する自然豊かな農業のまちです。
また、丘陵地帯に広がる田園は美しい農村景観を形成し、「丘のまちびえい」として多くの観光客が訪れる観光のまちでもあります。
美瑛町農業振興機構では、農業を始めたい方を支援しています。
あなたも「丘のまちびえい」で「農業」をはじめませんか !

農業を始めるに当たっての心構え


農業という職業で成功するには多大な努力と経営手腕、逆境にもめげない強い意志が必要です。「会社勤めより楽そうだから」「田舎暮らしや自然に囲まれた生活にあこがれているから」という安易な理由では生計を立てることはできません。  自分が本当に農業で生きていく覚悟があるかを、冷静に考えてください。

自ら農業を始めるには自己資金が必要


新規就農は農家後継者とは異なり、「ゼロ」からのスタートです。  初期の設備や機械投資に相当なお金が必要となりますし、農業経営を開始してもすぐに所得を確保できるとは限りません。また、就農前には2年間の長期研修期間もありますので、設備資金の他に4~5年分の生活費を準備しておく必要があります。

新規就農に最適なトマト栽培


農業で生計を立てるための経営規模を確保するには、酪農1億円、畑作5千万円、施設園芸3千万円程度の投資が必要です。このため美瑛町では、小規模で大型機械を必要とせず、5百万円~1千万円程度の自己資金で就農することができるトマト栽培を推奨しております。近年、新規就農した方々のほとんどがトマト栽培を中心に営農を行っています。

H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26
新規就農者 13 11 10 18 13 7 8
うち 新規参入者 2 3 2 4 4 2 3
うち トマト栽培者 2 3 1 4 2 1 3
H27 H28 H29 H30 R元 R2 R3
新規就農者 12 6 8 9 8 17 6
うち 新規参入者 7 3 4 4 0 3 5
うち トマト栽培者 7 3 2 2 0 2 2

就農までの一般的な流れ



【第1歩】 就農相談・情報収集

「美瑛町で農業を始めたい」と思ったら、まずは就農相談をしてください。
機構では、電話・メール・窓口にて随時、就農相談を実施しています。
なお、就農相談を受ける際は、事前に自分が目指す農業経営のビジョンを明確にして いただくことで、就農に必要な情報等を速やかに提供することができます。

【第2歩】 農業体験(短期農業研修)

就農を決断する前に必要なことは、「農業とはどういうものなのか」を実際に体験することです。休暇等を利用して『短期農業研修』(3~30日程度)を受け、自分の目指している(イメージしていた)職業であるかをしっかりと判断してください。(研修中は傷害保険の加入が義務づけられています)
研修中は町内の農業担い手研修センター宿泊室を利用することができます。(1人1泊自炊 1,100円+寝具代)

【第3歩】 就農の意志決定

就農を決断するにあたっては、本人の意欲や情熱、自己資金だけではなく、さまざまなことが必要です。

1・家族の同意
農業はサラリーマンとは違い、家族単位で農業をすることになります。家族の同意と理解があるか、その上で家族と協力しながら経営ができるかどうかは、農業を成功させる大きなポイントです。事前に家族とよく話し合ってください。
2・農村社会とのコミュニケーション
農業で生計を立てる(農村で暮らす)には、農村地域に溶け込み、地域(地元)の人とうまく付き合うことも必要です。地域によって異なる風習などもあります。そのような風習も家族と一緒に理解し、農村社会の一員として積極的に交流する気持ちが 大切です。

【第4歩】 事前準備

就農相談により、美瑛町での就農のステップを理解し、短期農業研修を経験した上で就農を決断しましたら、2年間の『長期農業研修』に入るための手続きや準備が必要です。

1・長期農業研修の申込み
「長期農業研修申込書」を提出してください(毎年10月末日まで)。担い手育成検討委員会に諮り選考し、翌年の春からの研修が始まります。
2・生活資金の確保
研修中は、農業次世代人材投資事業(準備型)の給付がありますが、サラリーマン時代とは収入額が異なるため、生活資金を確保することをお勧めします
3・研修中の住宅
研修中は農業担い手研修センターの宿泊施設が利用できます。必ず住民登録をし、町内会に入会して下さい。(単身者用:13,000円/月・世帯用:17,000〜20,000円/月)

【第5歩】 長期農業研修

農業技術は一朝一夕に身につくものではありません。美瑛町では、担い手研修センターや自分が目指す農業形態の農家、農業法人等で2年以上の農業研修を必須としていま す。なお、大玉トマトの生産農家を目指す方は、1年目が先進農家での研修で、2年目が指導者による実践農場での研修になります。

1・研修内容
・毎日の農業研修で、農業技術を学ぶ(傷害保険の加入が必要)
・農作業の安全対策や農薬等の使用について学ぶ
・気象や育苗、農作業等の記録や振り返り(研修日報等の作成)
・農業経営を学ぶ(座学)
・農業に関する制度や支援事業を学ぶ(座学)
・農村地域の生活習慣等を学ぶ
・北海道立農業大学校や機構が実施する講座や研修会への参加

2・研修以外
・大型特殊免許を取得する

【第6歩】 農地・住宅の確保

就農するためには、農地を取得しなければなりません。ただし、農地は農業委員会の許可がなければ、買ったり借りたりすることはできません。
美瑛町農業委員会では、2年以上の農業研修、5年間の営農計画、地元の農用地利用改善組合長や集落会長からの推薦により新農業人として認め、農地の権利移動を許可します。(就農から5年間は賃借、下限面積1.0ha)

◆機構では、農地や住宅の情報を提供していますが、研修生自らが長期農業研修中に研修先の地域の方から情報を収集し、住宅や農地を探すことも必要です。
◆住宅は、就農地からできるだけ近い距離の物件が理想的です。
◆最終的には、自分で就農地や住居を決めなければなりません。

【第7歩】 施設・農機具・資金等の確保

農業を始めるためには、倉庫やビニールハウスなどの施設整備費、トラクターなどの農機具購入費、種苗や肥料、農薬などの資材購入費が必要になります。また、農業収入が入る(農産物の出荷)までの生活費も必要になります。

◆当面は、必要最小限の施設や農機具をそろえ、農業経営が軌道に乗り収入が安定してから徐々に設備を拡大していくのが堅実です。
◆農業を始めてから数年間は収入が計画どおりにならないことを想定し、2~3年分の生活費を確保しておく必要があります。(設備投資との調整)
◆認定就農者には、国、北海道、美瑛町による支援制度があります。営農計画を基 に資金計画を十分に練ったうえで、活用を検討しましょう。

【第8歩】 青年等就農計画の作成

長期農業研修の終了が間近になると、就農時に各種支援を受けるため、認定新規就農者になる手続きがあります。 この計画の作成においては、農業経営の規模や必要な機械・施設などの目標を明確にし、将来の農業経営の構想をしっかりと持つことが大切です。

1・認定新規就農者になるためには
農業技術や経営方法を学ぶための研修や資金調達、施設の設置、農機具の購入など経営開始までの計画を立て、美瑛町から青年等就農計画の認定を受けなければなりません。
2・対象者
◆18歳以上45歳未満の者 
◆65歳未満で知識技能を有する者

認定の手続き

◆ 青年等就農計画を立てる
   青年等就農計画は機構と相談しながら作成します。
   【計画内容】
   1・就農時の目標
    - いつ、どこで農業を始めるのか
    - 作る作物や経営規模
    - 何人で働くのか など
   2・必要な技術・経営方法を習得するための研修計画
   3・施設、農機具等の購入計画
◆ 青年等就農計画の審査・認定
  計画の内容が適当かどうか美瑛町で審査し、認定します。 
◆ 認定新規就農者になると
  青年等就農資金借入のほか、各種支援が受けられます。

【最終歩】 新規就農

いよいよ農業経営の開始です。実際に農業を始めていくと栽培技術、資金面など、いろいろな課題が生じてくると思います。
美瑛町では、機構をはじめ上川農業改良普及センター、美瑛町農業協同組合、美瑛町役場など関係機関が連携し新規就農者の支援を行っています。
農業経営の早期安定に向けてがんばりましょう。

一般財団法人
美瑛町農業振興機構



Email : info@biei-agri-kikou.or.jp

Website : http://biei-agri-kikou.or.jp

Phone : TEL:0166-92-2855・FAX:0166-92-2856

Address : 〒071-0207 北海道上川郡美瑛町中町2丁目6番32号 美瑛町農業協同組合内2F

J R 札幌駅から 約2時間
J R 千歳空港から 約2時間30分
バ ス 札幌駅から 約3時間
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千歳空港から 約3時間
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